プレマルシェ・カカオレート・ラボ

Premarché Cacaolate® Lab
(プレマルシェ・カカオレート®・ラボ)

たんなるお菓子ではなく、口にする方の心の薬となり得るものを

私たちのような、自然食をベースとする会社が製菓の道を歩み出し、カカオの魅力に取り憑かれるまでには時間はかかりませんでした。残念なことに、多くのチョコレート産業では大量生産が前提となり、カカオは最も不条理に取引される不公平貿易(アンフェアトレード)の最たるものとされ、強きが弱きをくじくためのツールとなっています。今、世界は力の強いものが覇権を握るという前世紀で終わったはずの価値観が蒸し返され、歴史やものごとはスパイラル状に進化するという趣旨を述べたヘーゲル的な弁証法を証明するような出来事に見舞われています。
私たちはこの前提にたち、より進歩的であり続け螺旋状の発展に寄与するためには何ができるか?という問いのなかで、旧時代のチョコレートを進化させたカカオレート®という製品概念を打ち立てるにいたります。

カカオレート®とは、カカオそのものの機能性を生かし、誰をも害さず、むしろ食することで人々を豊かにすることを前提とした進化的な食品です。素材の厳選と生産者との関係性はもちろん、製造過程におけるエネルギー調整にいたるまでを一貫して行い、他に類を見ないカカオの可能性を引き出したMade in Kyotoの技術の粋です。つまり、私たちが作るのはチョコレートではなく、まさに心の薬そのものなのです。

“Cacaolate(カカオレート®)”とは ?

カカオレート®は、Bean to Bar(ビーントゥバー)のチョコレートです。ベトナムやドミニカのカカオ豆農園から直接カカオ豆を仕入れ、京都のラボ(工房)でカカオ豆からチョコーレートになるまで一貫して製造しています。古代から重宝されてきたカカオ全体の機能性を引き出すため、ひとつひとつの工程に手間と時間をかけて作っています。これは温度がどうとか、素材がどうという一側面ですべてを語るようなものではなく、場を統合し心をひとつにしてのみ、なし得るものづくりです。カカオレート®は、一口食べてしあわせなおいしさを感じ、体内に入って私たちの心身と共鳴し、その結果として私たちの生命力を高めてくれるものと定義しています。

カカオ豆の産地

カカオレート®の原料であるカカオ豆は、ベトナム カムミー県ドンナイ農事協同組合から届きます。組合を率いるルアンさんをはじめ、5つの農園がコショウとあわせてカカオ豆の栽培をおこなっています。効率よりも自然であることを優先し、農園にはカカオやコショウ以外の様々な植物が共生しており、ワイルドな環境で育つカカオ豆は、質も風味も格別です。さらに、収穫後の工程においても、よりよいカカオを仕上げるための技術の改良に余念がなく、欧米からも人気と信頼を集めています。

もうひとつの産地、ドミニカ共和国のルラ・アルタグラシアからも、50年にわたり家族でカカオ豆を栽培してきた農家からカカオ豆が届きます。現地の生産者たちは水、空気、土を貴重な資源ととらえ、環境負荷を最小限に抑えるため、収穫から出荷まですべての工程を同じ場所でおこないます。また、労働環境を整えフェアな報酬を得られるよう努力を続けています。彼らの厳しい品質チェックを経て、全体のわずか5%の高品質なカカオ豆のみ使用されます。

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